「コカ・コーラ」の500ミリリットル入りペットボトルの価格がついに200円の大台に乗る。振り返れば「値上げラッシュ」の中で炭酸飲料の価格は他の品目に先行して上昇してきた。その先陣を切ったのもコカ・コーラボトラーズジャパン（CCBJI）だ。日本の値上げ ...

アシックスは25年、資本コストと連動させて賞与を支給する「グローバル・プロフィットシェア」と呼ぶ制度を導入した。業績賞与は利益などと連動させるケースが一般的だが、資本コストと連動させるケースは珍しい。

外資系企業による、日本企業のエース人材の引き抜きは活発化し、2015年頃には、富士通もターゲットになった。この頃には、人材を奪われる側だった楽天グループなどが、引き抜く側に回り、そこにスタートアップが加わる。激しくなるばかりの人材争奪戦をサバイブする ...

2025年1～3月期の中国実質国内総生産（GDP）は前年同期比5.4％。予想をやや上回ったものの、半信半疑の回復傾向にとどまる。そこをトランプ関税2.0が襲う。ただし、中国が本気で恐れるのは、トランプ関税そのものよりも、これに伴う米国発世界不況と株価 ...

女性が多い事務職の「一般職」を総合職と統合する動きが、金融や商社などに続き製造業でも広がってきた。デンソーは24年に1800人を転換し総合職と統合したほか、ヤマハ発動機なども続く。トヨタ自動車も一般職制度の見直しに着手する。

3Dプリンティングは3次元データに基づいて材料を積層して立体物をつくる技術であり、1980年代に登場して以来、製造業における「次世代技術」として注目されてきた。技術的な課題やコスト面から長らく「試作品」や「デザイン用途」にとどまっていたが、ここ数年で ...

トヨタ自動車は8日発表した決算で、トランプ米政権の関税政策により営業利益が4～5月の2カ月間で1800億円下押しされると明らかにした。為替の円高傾向も影響し、2026年3月期の連結純利益は35％減の3兆1000億円を見込む。販売は前年比増と強気の見通 ...

「人は善でも悪でもなく弱いものだと考えてみる」というフレーズが印象的な書籍「キーエンス流性弱説経営」。キーエンス出身の著者と伴走した日経トップリーダーの神農将史記者に、同著の神髄を聞きます。

ガブリエル・シャネルの死後、ヴェルタイマー家が唯一のオーナーとなり、新たにプレタポルテ（既製服）の製造開始などの改革を実施。デザイナー、ラガーフェルドの起用もブランドの再活性化に寄与し、世界有数の高級ファッションブランドの地位を守る。

消費者への通達で謝罪を添える事例も珍しくないほど、繊細な話題となる値上げ。価格改定による利益向上は経営に不可欠だが、やり方を誤れば自滅の道を歩む。値上げに成功した企業は何に悩み、何に注力したのか。実例からその内側に迫る。

コロナ禍などの影響で、21～22年12月期は事業損益が赤字に沈んでいたコカBJH。値上げが浸透した23年は黒字転換を果たした。24年の事業利益は120億円と前の期比で6倍に拡大。25年はさらに200億円まで伸びると見込む。

将軍の側（そば）用人、老中を務め、幕府の財政再建にも貢献した田沼意次（たぬま・おきつぐ）。経済を拡大させた手腕がたたえられる一方で、多額の賄賂を受け取ったことで非難も受けました。最後には、老中を辞任に追い込まれ、復権も果たせなかった意次の敗因は何だっ ...